NPO親子はねやすめブログ

ー明日のために、元気にやすむー NPO親子はねやすめの活動を紹介します

ウェブサイトリニューアルのプロジェクトが始まりました

現在のウェブサイト(ホームページ)の課題

今こちらのブログをお読みの方は、親子はねやすめがどんな団体でどんな活動をしているか、ある程度ご存知の方が多いと思います。そんな方から多く寄せられる声として「もっと色々と知りたいけどウェブサイト(ホームページ)に情報が少ない」「他の人にも紹介したいけどウェブサイトをお見せするだけでは伝えられない」といったものがあります。私たちもかねてより問題意識を持っておりました。

↓↓親子はねやすめ 現在のウェブサイト(ホームページ)↓↓

www.haneyasume.org

 

サービスグラントの支援によるリニューアルプロジェクトが始動!

そこでこの度、リニューアルのプロジェクトを始動いたしました。それも単に制作会社に外注するといったことではなく、「プロボノ」の草分けである「サービスグラント」に依頼することといたしました。

プロボノ」とは、『各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般』(by Wikipedia)であり、「サービスグラント」はプロボノのマッチングを数多く手掛ける中間支援組織です。

厳正なる審査を経て、親子はねやすめはサービスグラントの支援をいただくことが決まり、そしてプロボノとなる専門家の方々は自ら手を挙げてくださり、当団体を選んでくださいました。それだけでも大変にありがたいことで、事務局一同、大変感激しています。

 

www.servicegrant.or.jp

 

リニューアルに向けてご意見やご期待を

感激しているだけではなく、まだ始まったばかりです。先日7月13日(金)にキックオフミーティングが行われ、いよいよ本格的にスタートしました。これまでの活動の棚卸をして、この先どのようになっていきたいかを議論し、ウェブサイトでは誰に見てもらい、どう行動していただきたいか、を話し合っています。

もし、当団体ウェブサイトへのご意見やご期待がありましたら、ぜひお寄せください。『今こういうところが不便』『こんな情報が載っていたらいいのに』などなんでも結構です。大いに参考にさせていただきます。 

\\ご意見やご期待はこちら(↓)にお待ちしております// 
haneyasume.sakura.ne.jp

順調に進めば18年12月には新しいウェブサイトをお披露目できる予定です!!どうぞ楽しみにお待ちください。ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。

あらためて、親子レスパイト旅行がどのようなものか

親子はねやすめのメインの活動は、医療的ケアの必要なお子さんとその家族の休息を支援するための、親子レスパイト旅行を実施することです。では、その親子レスパイト旅行が実際にどんな様子なのか、写真を交えてご紹介させていただきます。

f:id:oyakohaneyasume:20180712235228j:plainこちらは2017年8月親子レスパイト旅行での集合写真。3家族13名に喜んでもらうため、大勢のボランティアが集まり、2泊3日の旅行をサポートいたしました。

 

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f:id:oyakohaneyasume:20180712235429j:plainこちらはまた別の時の写真ですが、このように呼吸器が必要だったりするお子さんも、大きな浴場でゆったりと湯船に浸かることができました。このようなとき、医療ボランティアの介添えは欠かせません。

 

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f:id:oyakohaneyasume:20180713000315j:plain旅行先の地元の野菜や食材でBBQを楽しんだり、のんびりと食事をとる時間も大切にしています。リラックスしてほしいから。受け入れ地域の有志ボランティアの方が活躍する時間でもあります。

 

f:id:oyakohaneyasume:20180713000419j:plain旅行の合間に演奏会を行ったりもします。

 

f:id:oyakohaneyasume:20180713000459j:plain『この子が 家に戻ってきたときに よく流れていた曲。 色々と そのときのことを思い出しちゃって・・・。』

f:id:oyakohaneyasume:20180713000655j:plainf:id:oyakohaneyasume:20180713000556j:plain『旅行なんて無理。そう思っていました。ありがとうございます。おかげさまで この子の成長を見ることができました。』

 
これまで支援してきたご家族のほとんどは、家族そろっての旅行経験がありません。
ご家族が日ごろの大変さからいくばくか解放されて、リラックスして休むことができたと実感できたとき。何よりも嬉しい瞬間です。
医療的ケアの必要なお子さんは日本国内に約17000人。社会が、ご家族への理解とともに、お子さんの未来に向けてかかわりあえる社会。支え合う社会になってほしい。日本はそれができる!そう信じて活動をしています。
これからもご支援のほど、よろしくお願いいたします。

NPO法人親子はねやすめ総会を開催しました。

先日6月18日、NPO法人としての親子はねやすめの総会を開催しました。簡単に報告させていただきます。


2017年度・活動実績からトピックス

設立から4年が経過、少しずつ実績と信頼を重ね、活動には広がりが出てきました。

・8月5日~11日 長野県筑北村 修那羅。一週間にわたってのきょうだい児キャンプは楽しくもあり、ちょっとしんどい面も(笑)

・8月18~20日 長野県筑北村 第6回 親子レスパイト旅行。恒例となったこの企画、3家族13名と約50名のボランティア参加がありました。カシオ計算機様協賛
・10月6~7日  宮城県仙台市秋保 第7回 親子レスパイト旅行

2家族10名と7名のボランティア参加(地元からのご参加を含む)がありました。

タケダ・ウェルビーイング・プログラム2016により実現

・3月17~18日 新企画、新潟県むいかスキーリゾートできょうだい児の雪遊び。カシオ計算機様協賛、株式会社ホスピタリティオペレーションズ様協力により実現。


2017年度・収支報告に関連してトピックス

・賛助会員 52名のうち27件が今年度の新規加入者。改めて感謝申し上げます。2017年のはじめごろ、当事者家族の方にも賛助会員制度などをご案内差し上げたところ、大変な応援のお気持ちと共に温かいご支援を賜ることとなりました。「支え合う社会」の実現にも通じるエピソードとして勇気をいただきました。

 

2018年度・活動計画からトピックス

・栃木県佐野市で、きょうだい児向け日帰り農業体験企画を実施中。5月6月は実施済です。短期の大型連休キャンプではなく、日帰りを断続的に行う形をとっています。

・秋の活動として2017年に引き続き、仙台市秋保でのイベントを企画中。イベント運営には地域の中からボランティアを募り、イベントを通じて活動の広まりを仕掛けていきたいと考えています。

・親子レスパイト旅行、きょうだい児キャンプ、演奏会、屋形船、も引き続き行うとともに、関係団体との情報交換や連携を強化していくことも大切なテーマとなります。

 

以上のようなことが報告され、議題はすべて承認され、またこの一年の活動について改めてスタートを切る一日となりました。

レスパイトケア旅行に参加されたご家族の声をご紹介します

NPO法人親子はねやすめの活動によって、実際にご家族がどのように感じていただけたのか、いくつかをご紹介させていただきます。
 

すべてが贅沢で貴重な時間でした。

青い空においしい空気、ゆったりと入れた温泉…。娘はおいしいものを食べてずっとニコニコ。弟は外で思う存分遊べて笑顔があふれるなど、家族だけでは確保できない貴重な時間を過ごせました。また、同じような障がいを持つ子どものいるご家族とも接することができ、今後の日常生活を送るにあたり大きな活力となりました。(Nさんご一家)

 

今まで難しかった家族旅行ができました。

都会にはない田園風景の中で、たくさんの方々に暖かく迎え入れていただき、他のご家族との交流もでき、ゆったりとした時間を過ごせました。それまで家からほとんど出られなかった息子でしたが、温泉に初めて入れてもらったり、車で紙芝居を見に行ったりと、家ではできないことをたくさん体験できました。私たちのように旅行に行くことが難しい家族にとっては大変うれしい経験でした。(Nさんご一家)
 

ゆったりできる時間っていいですね。

同じ境遇の家族同士で話をする機会はなかなかないので、なんともうれしい気持ちになりました。子ども同士もすぐ仲良くなって、時間を忘れて遊んでいました。あんなにはしゃいでいる姿を見るのは初めて。ゆっくりと温泉につかり、おいしいご飯をいただき、贅沢すぎる時間を過ごせました。家族全員でまた行きたい。それを目標に毎日頑張っています。(Kさんご一家)
このようにお声を聞いていると共通して言えることが浮かび上がってきます。
・青い空においしい空気、ゆったりとした時間。
・同じ境遇のご家族との交流。
・時間を忘れて思う存分遊べる環境。
・ゆったりと温泉につかり、おいしいご飯をいただく。
・なかなか出かけられない家族にとって貴重な経験。
親子はねやすめは、このように、いつも重い病気や障がいに向き合う子どもや家族がほっと一息つける時間と空間を提供するNPOです。みなさまのご支援を引き続きよろしくお願いいたします。

改めまして、親子はねやすめです。

このブログでは、親子はねやすめにご関心をお持ちの方々に、よりよく知っていただくことができるよう、これまでの活動などを整理してお伝えしてまいります。今回の投稿では、改めて親子はねやすめの活動概要をお伝えいたします。

 

メインのコピーとしているのは「明日のため、元気にやすむ」です。

 

重い病気や障がいを持つ子どもたちとそのご家族、また、保養が必要なすべての子どもたちを支援することをミッションとしています。

 

背景としてあるのは、今、日本の小児医療が世界トップレベルの水準に達している一方で、医療機器や医療的ケアが必要不可欠な子どもは全国で約17,000人存在するといわれています。その多くは在宅で医療的ケアが行われています。24時間365日休むいとまのないケアが必要なため、精神的・肉体的疲労、経済的負担などによって疲弊しているご家族が多いという現実もあります。

 

親子はねやすめは、そのような家族をはじめ、保養が必要な子どもたちが心からくつろげる時間と空間を提供するお手伝いをしています。

 

具体的に現在は3種類の活動を行っています。

  1. 親子レスパイト旅行…これまで7回実施 19家族88名が参加
  2. きょうだい児へのイベント企画…これまで8回実施63名のお子さんが参加
  3. 音楽演奏会の提供…これまで17回実施 聴衆500名以上

1)「親子レスパイト旅行」は2泊3日程度の旅行で、医療的ケアが必要不可欠なお子さんも含めた複数の家族が、医療関係者と共に長野県筑北村宮城県仙台市秋保町に出かけ、心身ともにリフレッシュしていただくプログラムです。重い病気や障がいをもった子どもや家族は、ちょっとした外出や、ましてや旅行なんて、なかなか出かけることができません。そこに、医師や看護師が随行し、受け入れ地域のボランティアの力も借りることで、一時的にケアを代替し、豊かな自然のなかでリフレッシュしていただきます。

親子はねやすめレスパイトケア旅行180610.jpg

 

2)「きょうだい児へのイベント」は、病気や障がいのある子どもの世話で忙しい親御さんのもと、多様な経験を積む機会が少なくなりがちなきょうだい児のために、農作業体験や自然体験のプログラム、きょうだい児同士のキャンプなどを提供します。屋外でのびのびと体を動かす機会も限られるきょうだい児にとって、心から楽しめる、思い出深い時間を提供します。

親子はねやすめきょうだい児キャンプ180610.jpg

 

3)「音楽演奏会」は、重度心身障がい児施設などに、クラリネットコンサートなどを提供しています。日々の暮らしに疲れ、癒しが必要な子どもたちや家族のために、素敵な音楽やパフォーマンスを通して、リラックスタイムを提供しています。活動の趣旨に賛同いただいたアーティストのサポートを受けています。

親子はねやすめ演奏会180610.jpg

どの活動も趣旨に賛同いただいた方々のご支援によって実施することができています。あらためましてありがとうございます。ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。

親子はねやすめへの応援はこちらからお願いいたします。

www.haneyasume.org/supporter.html

ブログの更新を再開します。これまでの活動の整理など。

NPO法人親子はねやすめの活動情報を見に来てくださり、ありがとうございます。

こちらのブログ、なかなか更新できずにおりましたが、改めて、親子はねやすめにご関心をお持ちの方々に、よりよく知っていただくことができるよう、情報発信に力を入れてまいります。

更新内容としては、過去の活動の整理、プログラムに参加された親御さんのお声の紹介、ご支援ご協力くださった方のお声の紹介、そして今後、親子はねやすめが目指していく社会について、などをこのブログでシェアできたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

なお今年春から活動に参加している事務局ボランティア1名が中心となり、このブログを更新します。鈴井孝史(すずいたかふみ)と申します。普段は会社員としてフルタイムで働きつつ、プロボノとして参加し、情報発信を中心にお手伝いしてまいります。

ウェブサイトのリニューアルプロジェクトも進めていますので、楽しみにお待ちください。

今後、どうぞよろしくお願いいたします。

日本小児在宅支援研究会

先日、開催された日本小児在宅支援研究会での
はるたか会理事長、親子はねやすめの
アドバイザリーボードでもある
前田浩利医師の講演は、医療的ケアの必要な在宅で過ごす子どもたちの現状でしたが、気づきが沢山ありました。
講演の中で親子はねやすめの活動の映像も紹介していただき、多くの方に知っていただくことが、出来ました。
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