あらためて、親子レスパイト旅行がどのようなものか
こちらは2017年8月親子レスパイト旅行での集合写真。3家族13名に喜んでもらうため、大勢のボランティアが集まり、2泊3日の旅行をサポートいたしました。
こちらはまた別の時の写真ですが、このように呼吸器が必要だったりするお子さんも、大きな浴場でゆったりと湯船に浸かることができました。このようなとき、医療ボランティアの介添えは欠かせません。
旅行先の地元の野菜や食材でBBQを楽しんだり、のんびりと食事をとる時間も大切にしています。リラックスしてほしいから。受け入れ地域の有志ボランティアの方が活躍する時間でもあります。
旅行の合間に演奏会を行ったりもします。
『旅行なんて無理。そう思っていました。ありがとうございます。おかげさまで この子の成長を見ることができました。』
NPO法人親子はねやすめ総会を開催しました。
先日6月18日、NPO法人としての親子はねやすめの総会を開催しました。簡単に報告させていただきます。
2017年度・活動実績からトピックス
設立から4年が経過、少しずつ実績と信頼を重ね、活動には広がりが出てきました。
・8月5日~11日 長野県筑北村 修那羅。一週間にわたってのきょうだい児キャンプは楽しくもあり、ちょっとしんどい面も(笑)
・8月18~20日 長野県筑北村 第6回 親子レスパイト旅行。恒例となったこの企画、3家族13名と約50名のボランティア参加がありました。カシオ計算機様協賛
・10月6~7日 宮城県仙台市秋保 第7回 親子レスパイト旅行
2家族10名と7名のボランティア参加(地元からのご参加を含む)がありました。
タケダ・ウェルビーイング・プログラム2016により実現
・3月17~18日 新企画、新潟県むいかスキーリゾートできょうだい児の雪遊び。カシオ計算機様協賛、株式会社ホスピタリティオペレーションズ様協力により実現。
2017年度・収支報告に関連してトピックス
・賛助会員 52名のうち27件が今年度の新規加入者。改めて感謝申し上げます。2017年のはじめごろ、当事者家族の方にも賛助会員制度などをご案内差し上げたところ、大変な応援のお気持ちと共に温かいご支援を賜ることとなりました。「支え合う社会」の実現にも通じるエピソードとして勇気をいただきました。
2018年度・活動計画からトピックス
・栃木県佐野市で、きょうだい児向け日帰り農業体験企画を実施中。5月6月は実施済です。短期の大型連休キャンプではなく、日帰りを断続的に行う形をとっています。
・秋の活動として2017年に引き続き、仙台市秋保でのイベントを企画中。イベント運営には地域の中からボランティアを募り、イベントを通じて活動の広まりを仕掛けていきたいと考えています。
・親子レスパイト旅行、きょうだい児キャンプ、演奏会、屋形船、も引き続き行うとともに、関係団体との情報交換や連携を強化していくことも大切なテーマとなります。
以上のようなことが報告され、議題はすべて承認され、またこの一年の活動について改めてスタートを切る一日となりました。
レスパイトケア旅行に参加されたご家族の声をご紹介します
すべてが贅沢で貴重な時間でした。
青い空においしい空気、ゆったりと入れた温泉…。娘はおいしいものを食べてずっとニコニコ。弟は外で思う存分遊べて笑顔があふれるなど、家族だけでは確保できない貴重な時間を過ごせました。また、同じような障がいを持つ子どものいるご家族とも接することができ、今後の日常生活を送るにあたり大きな活力となりました。(Nさんご一家)
今まで難しかった家族旅行ができました。
ゆったりできる時間っていいですね。
・青い空においしい空気、ゆったりとした時間。
・同じ境遇のご家族との交流。
・時間を忘れて思う存分遊べる環境。
・ゆったりと温泉につかり、おいしいご飯をいただく。
・なかなか出かけられない家族にとって貴重な経験。
改めまして、親子はねやすめです。
このブログでは、親子はねやすめにご関心をお持ちの方々に、よりよく知っていただくことができるよう、これまでの活動などを整理してお伝えしてまいります。今回の投稿では、改めて親子はねやすめの活動概要をお伝えいたします。
メインのコピーとしているのは「明日のため、元気にやすむ」です。
重い病気や障がいを持つ子どもたちとそのご家族、また、保養が必要なすべての子どもたちを支援することをミッションとしています。
背景としてあるのは、今、日本の小児医療が世界トップレベルの水準に達している一方で、医療機器や医療的ケアが必要不可欠な子どもは全国で約17,000人存在するといわれています。その多くは在宅で医療的ケアが行われています。24時間365日休むいとまのないケアが必要なため、精神的・肉体的疲労、経済的負担などによって疲弊しているご家族が多いという現実もあります。
親子はねやすめは、そのような家族をはじめ、保養が必要な子どもたちが心からくつろげる時間と空間を提供するお手伝いをしています。
具体的に現在は3種類の活動を行っています。
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親子レスパイト旅行…これまで7回実施 19家族88名が参加
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きょうだい児へのイベント企画…これまで8回実施63名のお子さんが参加
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音楽演奏会の提供…これまで17回実施 聴衆500名以上
1)「親子レスパイト旅行」は2泊3日程度の旅行で、医療的ケアが必要不可欠なお子さんも含めた複数の家族が、医療関係者と共に長野県筑北村や宮城県仙台市秋保町に出かけ、心身ともにリフレッシュしていただくプログラムです。重い病気や障がいをもった子どもや家族は、ちょっとした外出や、ましてや旅行なんて、なかなか出かけることができません。そこに、医師や看護師が随行し、受け入れ地域のボランティアの力も借りることで、一時的にケアを代替し、豊かな自然のなかでリフレッシュしていただきます。
2)「きょうだい児へのイベント」は、病気や障がいのある子どもの世話で忙しい親御さんのもと、多様な経験を積む機会が少なくなりがちなきょうだい児のために、農作業体験や自然体験のプログラム、きょうだい児同士のキャンプなどを提供します。屋外でのびのびと体を動かす機会も限られるきょうだい児にとって、心から楽しめる、思い出深い時間を提供します。
3)「音楽演奏会」は、重度心身障がい児施設などに、クラリネットコンサートなどを提供しています。日々の暮らしに疲れ、癒しが必要な子どもたちや家族のために、素敵な音楽やパフォーマンスを通して、リラックスタイムを提供しています。活動の趣旨に賛同いただいたアーティストのサポートを受けています。
どの活動も趣旨に賛同いただいた方々のご支援によって実施することができています。あらためましてありがとうございます。ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。
親子はねやすめへの応援はこちらからお願いいたします。
www.haneyasume.org/supporter.html
ブログの更新を再開します。これまでの活動の整理など。
NPO法人親子はねやすめの活動情報を見に来てくださり、ありがとうございます。
こちらのブログ、なかなか更新できずにおりましたが、改めて、親子はねやすめにご関心をお持ちの方々に、よりよく知っていただくことができるよう、情報発信に力を入れてまいります。
更新内容としては、過去の活動の整理、プログラムに参加された親御さんのお声の紹介、ご支援ご協力くださった方のお声の紹介、そして今後、親子はねやすめが目指していく社会について、などをこのブログでシェアできたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
なお今年春から活動に参加している事務局ボランティア1名が中心となり、このブログを更新します。鈴井孝史(すずいたかふみ)と申します。普段は会社員としてフルタイムで働きつつ、プロボノとして参加し、情報発信を中心にお手伝いしてまいります。
ウェブサイトのリニューアルプロジェクトも進めていますので、楽しみにお待ちください。
今後、どうぞよろしくお願いいたします。